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- 2018.12.18 Tuesday
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半年後の2人の行方が気になって観た
「ビフォア・サンライズ」 の続編「ビフォア・サンセット」
先日と違ってあっという間に引き込まれ、
ちゃんと最後まで観てしまいました。
原題+Before Sunset
監督+リチャード・リンクレイター
脚本+リチャード・リンクレイター
イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー
キャスト+++
ジェシー・フォレス(イーサン・ホーク)作家。
セリーヌ(ジュリー・デルピー)
フィリップ(ディアボロ)運転手
(内容紹介)
ウィーンでの出会いから9年後。
あの一夜のことを描いた小説 "This Time "を書いたジェシーは、
小説のプロモーションで各地の書店を回る一環でパリの書店を訪れる。
そこでインタビューを受けていた時、
ふと横を見るとセリーヌが立っていた。
ほほ笑むセリーヌと、驚くジェシー。
ジェシーの飛行機が出るまでの短い間、
二人は秋のパリを歩きながら思い出を語り合う。
(ネタバレしています)
この映画は2004年に公開されていて、
私は2005年の11月に観ていました。
という事をこのブログにも書いていて、
そしてその時と今とほぼ変わらない感想だったので
自分でも自分の変わらなさが可笑しくて
ちょっとびっくりなのですが。
(以下、コピペ)
「わたしが好きなのはその人のほんのささいな仕草や言葉といった
とても美しいディテールなの。
だから誰と恋愛してもそれは特別なものになるの。
誰も代わることなんかできないわ」
というような言葉で、なんだか印象的でした。
この映画は、ある男女が列車の中で知り合い半日を一緒に過ごしひかれあい、
半年後に再会の約束をして別れる、という前作「ビフォア・サンライズ」の
続編で、その二人が9年後に再会して、、というところから始まります。
でも前作では10時間以上(それでも二人には短かったけど)一緒にいられたのに、
今回は男性ジェシー(イーサン・ホーク)の乗る飛行機の時間の都合で
90分弱しか一緒に過ごすことができない。。
つまり映画の時間と同じくリアルタイムに話が進んでいくのです。
という事で、二人がお互い会わなかった期間のこと、考えていること、
価値観、色々なことについて、歩きながら、観光船の中、車の中で
しゃべりまくるのです。観ていて小説を読んでいるような気がしました。
二人の話す内容は前作に比べると悲しい色合いが濃いのですが、
個人的には前のよりも好きかも。。
先日「ビフォア・サンライズ」を観た時に
もっとロマンチックな内容だったような、という気がしたのですが、
それは「ビフォア・サンセット」の事だった、と思い出しました。
90分弱しか一緒にいられないから、お互いの心の距離をうめる為に
色々な事を話す2人はとてもロマンチックで、
でも現実の生活から逃れられない今の2人の距離がもどかしくて。。
特にジュリー・デルピー演じるセリーヌには不思議な世界と
情熱を感じて、
ジェシー演じるイーサン・ホークが彼女に対して
圧倒されるような、でも惹かれずにはいられないという感じで
まぶしそうな目で見ているところが印象深かったです。
結局、「ビフォア・サンライズ」の2人は
半年後に会えなかったのですね。というより、
ジェシーはその場所に行ったけれど、セリーヌは行けなかった。。
でも現実が悲しいと感じていても、心の奥底に
お互いへの思い出と、惹かれ合う気持ちがあって
それを持ち続けるのも素敵な夢なんじゃないかと思うのです。
どんなに相性の合う人達でも、結婚して子供ができて、
現実の生活にまみれてしまったり、お互いの存在が
変化していくのは仕方がない事だし。
ジェシーもセリーヌもそれをきちんとわかった上で、
でもこの瞬間だけは2人で過ごしたいと夢の中に入り込んだ、、
のではないでしょうか。。
なんとなく、ジェシーは飛行機に乗らなかったのではないかな、、
と思うのです。
「ビフォア・ミッドナイト」を観たらわかるのかな。
早く観よう。。